わたしは、NEWSとNEWSの未来を信じている。
アイドルの活動の内容や方向性にモニョモニョと物申す方がいるが、今回のTVガイドAlphaWWを読んでNEWSが『アイドルという仕事をしている人』たちなんだと改めて気付かされて、ファンだからという言葉を盾に、まあまあに辛辣な言葉を並べて物申す方がいかに勝手で浅いものかと思い知らされた。
ファンが思いつくこと、こんなことやって欲しい、こうして欲しいなんて、彼らはもちろんスタッフは分かりきってるだろう。分かった上で、彼らは彼らなりの考えがあって『NEWS』という船を動かしているのではと思う。何も考えていないわけ無いだろうし、やらないことにはやらないなりの彼らチームの理由がある。やることにも理由があるように。
彼らは『NEWS』という場所で、エンターテイメントの世界で働く社会人であって、ただキラキラしてるアイドルなだけじゃない。仕事として『NEWS』に取り組んでいる。
ファンから見える数字よりももっとリアルな数字や現実のなかで、いかに自分たちらしくアイドルを全うできるか日々考えて動いているのだろう。
リリース週にテレビで歌唱する歌を『未来へ』にしぼった戦略、いかに一般層へのフックにするかと考えた末であり、結果としてドラマの効果と相まって、YouTubeのコメントを見るかぎりその戦略は功を奏したと思う。
例えばAという番組で『未来へ』を披露し、曲そのものが気になった人や、もしくはドラマ視聴者層で聴いていて気になった人が、次に出演するBという番組で『未来へ』をまた聴くことで曲の印象やNEWSの印象や輪郭がハッキリしてくる。もしここで『ReBorn』にしたりすると曲の印象がボヤケてしまいかねない。ましてや全く違う曲調、印象が違う2曲だ。
「あれ?こないだ違う曲歌ってたよね」とか、NEWSをよく知らない人だったら全く違う曲で同じグループとしての認識が弱くなってしまうかもしれない。
わたしはNEWSのファンだから彼らがダブルAサイドシングルをリリースしたこと、『未来へ』が二月の勝者のテーマ曲で、『ReBorn』が半妖の夜叉姫のオープニングだと知っているが、ファンではない一般層はもちろん同じジャニーズの他グループのファンもおそらくそれを知らない。というか気にしていない。
なぜなら事実上掛け持ちのないわたしがNEWS以外のリリース情報を知らないし、アンテナを張っていないからだ。
『未来へ』はサビが口ずさみやすい。わかりやすいメロディーラインで、子どもも口にしやすい。
だから何度か聴くとファンではない人も知らずに口ずさむかもしれない、歌いたくなるかもしれない。
『ReBorn』はたしかにファンからしたら一般イメージを変えてしまえるかも!と思う曲だけど、一般にはそもそも変えるほど元のイメージはない。
たぶん未だにweeeekとチャンカパーナのイメージくらいだと思う。
制作陣を固めていることに、もっと他の人からの曲提供やダンスの振り付けしてほしいなんて言葉も散見する。
たしかに『○○から曲提供!』とか『今回は○○がダンスをプロデュース!』なんて聞くと、それが一つの話題性にもなるし、また新たな一面が見れたりする楽しさもある。
が、しかし。
NEWSほど制作チームを固めているのも稀有なグループだと思う。それがNEWSの特長だと思っている。
楽曲制作陣、振付師、スタッフさんも含めて『NEWS』というプロジェクトチームだと思うと、これこそ他とは違う特長で、もちろん一朝一夕では作れない。
ついついファンは「ないもの探し」をしてしまう。あちらにはあるのに、こっちにはない。ないから足りないんだ、ないからダメなんだ。
果たしてそうだろうか。
あちらにはなくて、こちらにあるものもあるんじゃないかな。何故ないものばかりを数えて、あるものには不満を並べたり当たり前だと思って数えないんだろう。
あるものが彼らの武器になっていたり、彼らの特長だったりしないだろうか。
もちろん「これがあったらいいな」「こんなことしてほしいな」っていう願望希望を持つことも否定されちゃいけないけれど、TVガイドAlphaWWを読む限り、NEWSの3人はあれだけ考えてNEWSを創っているのだから、そのファンの願望希望も踏まえて今の形を成しているのだと思う。
こう言ってる明日には、いきなりTwitterの公式アカウントができるかもしれないし、インスタに写真がバンバンあがりだすかもしれない。
3人のYouTubeチャンネルができてるかもしれない。
そのときは両手を上げて喜ぶし、もちろん大歓迎。
かといってない状態を「足りない」とは思わない。今じゃないんだろうな、とか、今はいらないんだろうな、そう思うだけだ。
ファンの「こんなことあったらいいな」を考えつかないほど、NEWSはガラパゴス状態なわけではないと思う。
ファンだと自認すれば、自分の思う形や活動内容ではないことであったり、他と比べて感じた絶望や不平不満を並べてもいいと思っているのなら、それはとんでもない勘違いだと思う。
自分はファンであるということを免罪符にして、辛辣なご意見を申して、いかにもグループを心配している識者のように振る舞うのは思い上がりも甚だしい。
ファンを思い寄り添うことと、ファンに迎合することは違う。
NEWSがとてもファン思いなことを私自身日々常々感じているからこそ、NEWSの3人やNEWSを取り巻く環境を信じているし、NEWSの未来を信じている。