圧倒的リアルとは何だったのだろうと考えてみた
さてさて、たまにツラツラ書いてみるブログですよ、っと。
STORYの円盤も出たことですし、これで4部作は完結。というわけで、STORYのライブコンセプトであった「圧倒的リアル」とはなんだったのかな?とBluRay&DVDが発売された今、ちょっと考えてみようかなと思ったので書いてみます。
あくまでわたしが感じたことでしかないので、STORYの解釈とかではなく、ただの感想。
では。
NEWS 4部作。
異世界のNEVERLAND
宇宙空間のEPCOTIA
仮想世界のWORLDISTA
最後、STORYのコンセプトは「圧倒的リアル」。
ここにきて現実世界がテーマだという。最初にそのテーマ、コンセプトを知ったときは、いやいやリアルなんてそんなに求めてないよ…とちょっと怖くなったりもした。
ここ数年のNEWSのライブはいつも非現実的な、夢の世界だった気がするから余計に。
とは言え、よく考えたらその前がWhiteとQUARTETTOで、Whiteはウェブラックと戦ったし、QUARTETTOは音楽の世界。4部作前からなかなかクセツヨだったなとは思うのだけれど。
4部作はコンセプトありきで、世界観がしっかり固められていたからこそ、その没入感はさらに強くなっていたと思う。
そんな4部作がいよいよ完結するとWORLDISTAのオーラスで発表されたタイトル、それが「STORY」だった。
長く旅してきたNEWSとともに迎える「圧倒的リアル」がなんなのか分からないまま、STORYのロゴデザインやリアルな物語が募集され、ファン参加型のSTORYが始まった。
プロジェクトが進む中、最初に掲げられた「圧倒的リアル」ってなんだったのか、何を表すのか、明確なものが、アルバムを聴いても通販で届いたパンフレットを読んでも、正直あまりよく分からなかった。
それよりも刻々と変わる世界や日常が不安だったのだと思う。
よく分からないまま、世界がぐるりと変わり、結局「STORY」は2020年に幕を開けることができなくなった。
日常がまるで映画の世界か、バイオハザードのような(ちょっと違うけど)未知のウイルスと戦う毎日になり、緊急事態宣言下の街はまるでゴーストタウンのようになり、それがリアルとなった。
そしてNEWSも形が変わったし、ウイルスは猛威を振るうし、オリンピックは延期になるし、2020年はなかなかに精神的消費カロリーが高かったと思う。(詳しくは割愛するけど)
そんな2020年を乗り切って2021年になり、ようやく幕を開けることができたSTORY。
今となっては、当初のものがどうだったのかは分からないし、それはもはや知りたいことではない。見たいものでもない。
実際に幕が開いた「STORY」を観に行って、配信を観て、そしてBlu-Ray&DVDが発売されて、無事完結したのを見届けた今思うのは、今3人でいるNEWS、これこそが「圧倒的にリアル」だなということだった。
これまでの歌割りやフォーメーションは確かに旅してきた異世界に存在してはいたけれど、「STORY」の中ではすべてが「3人」のNEWSのものになっていた。
正直に言うと、今までどうだったっけ?って思うほど全てしっくりきた。違和感がなかった。もちろんこれまでと違うのは分かるけど、違う=違和感ではない。
自然と受け入れてられて、むしろスッと心地よく入ってきた。そこまでに達する3人の努力は察するに余りあるけれど。
「STORY」という圧倒的リアルな世界で、NEWSである人のために存在する楽曲、フォーメーション、ライブだった。
様々な形を作りながら長い旅をしてきたNEWSだけれど、その旅路から戻ってきた「圧倒的リアルなNEWS」は3人なんだろうな…ということ。
9、8、6、4で旅をしてきたNEWS。まるで物語の本の中に入り込んだような旅をしてきて、そして「STORY」の現実世界に戻ってきたリアルなNEWSは3人だった。
そんな感じ。
過去を否定するわけでも、なかったことにするわけでもなく。確かに過去、形を変えながら旅をしてきた。それは事実として。
しかし圧倒的リアルな世界でNEWSを続けることを選んだのは、小山慶一郎、増田貴久、加藤シゲアキの3人。彼らは現実世界でこれまでの旅路と向き合い、そして未来へ向かって「NEWSを続けていく」。
そんなふうに思えたら、考えたら、割り切れない思いも、夢を見ていたのかもと思いたくなるようなことも、なんだかふと受け入れられるような気がした。
(受け入れるのと許すのはまた別の話だけどね/笑)
長々と書いてしまったけれど、わたしはそんな「圧倒的リアル」なNEWSを続けていくNEWSの3人が大好きで、これから先も一緒にワクワクしていきたいなと強く思う。
わたしにとって、3人がギュッと寄り添っているNEWSが圧倒的なリアルなのです。
(長々書いたわりに全くまとまらなかった!精進します)
わたしは、NEWSとNEWSの未来を信じている。
アイドルの活動の内容や方向性にモニョモニョと物申す方がいるが、今回のTVガイドAlphaWWを読んでNEWSが『アイドルという仕事をしている人』たちなんだと改めて気付かされて、ファンだからという言葉を盾に、まあまあに辛辣な言葉を並べて物申す方がいかに勝手で浅いものかと思い知らされた。
ファンが思いつくこと、こんなことやって欲しい、こうして欲しいなんて、彼らはもちろんスタッフは分かりきってるだろう。分かった上で、彼らは彼らなりの考えがあって『NEWS』という船を動かしているのではと思う。何も考えていないわけ無いだろうし、やらないことにはやらないなりの彼らチームの理由がある。やることにも理由があるように。
彼らは『NEWS』という場所で、エンターテイメントの世界で働く社会人であって、ただキラキラしてるアイドルなだけじゃない。仕事として『NEWS』に取り組んでいる。
ファンから見える数字よりももっとリアルな数字や現実のなかで、いかに自分たちらしくアイドルを全うできるか日々考えて動いているのだろう。
リリース週にテレビで歌唱する歌を『未来へ』にしぼった戦略、いかに一般層へのフックにするかと考えた末であり、結果としてドラマの効果と相まって、YouTubeのコメントを見るかぎりその戦略は功を奏したと思う。
例えばAという番組で『未来へ』を披露し、曲そのものが気になった人や、もしくはドラマ視聴者層で聴いていて気になった人が、次に出演するBという番組で『未来へ』をまた聴くことで曲の印象やNEWSの印象や輪郭がハッキリしてくる。もしここで『ReBorn』にしたりすると曲の印象がボヤケてしまいかねない。ましてや全く違う曲調、印象が違う2曲だ。
「あれ?こないだ違う曲歌ってたよね」とか、NEWSをよく知らない人だったら全く違う曲で同じグループとしての認識が弱くなってしまうかもしれない。
わたしはNEWSのファンだから彼らがダブルAサイドシングルをリリースしたこと、『未来へ』が二月の勝者のテーマ曲で、『ReBorn』が半妖の夜叉姫のオープニングだと知っているが、ファンではない一般層はもちろん同じジャニーズの他グループのファンもおそらくそれを知らない。というか気にしていない。
なぜなら事実上掛け持ちのないわたしがNEWS以外のリリース情報を知らないし、アンテナを張っていないからだ。
『未来へ』はサビが口ずさみやすい。わかりやすいメロディーラインで、子どもも口にしやすい。
だから何度か聴くとファンではない人も知らずに口ずさむかもしれない、歌いたくなるかもしれない。
『ReBorn』はたしかにファンからしたら一般イメージを変えてしまえるかも!と思う曲だけど、一般にはそもそも変えるほど元のイメージはない。
たぶん未だにweeeekとチャンカパーナのイメージくらいだと思う。
制作陣を固めていることに、もっと他の人からの曲提供やダンスの振り付けしてほしいなんて言葉も散見する。
たしかに『○○から曲提供!』とか『今回は○○がダンスをプロデュース!』なんて聞くと、それが一つの話題性にもなるし、また新たな一面が見れたりする楽しさもある。
が、しかし。
NEWSほど制作チームを固めているのも稀有なグループだと思う。それがNEWSの特長だと思っている。
楽曲制作陣、振付師、スタッフさんも含めて『NEWS』というプロジェクトチームだと思うと、これこそ他とは違う特長で、もちろん一朝一夕では作れない。
ついついファンは「ないもの探し」をしてしまう。あちらにはあるのに、こっちにはない。ないから足りないんだ、ないからダメなんだ。
果たしてそうだろうか。
あちらにはなくて、こちらにあるものもあるんじゃないかな。何故ないものばかりを数えて、あるものには不満を並べたり当たり前だと思って数えないんだろう。
あるものが彼らの武器になっていたり、彼らの特長だったりしないだろうか。
もちろん「これがあったらいいな」「こんなことしてほしいな」っていう願望希望を持つことも否定されちゃいけないけれど、TVガイドAlphaWWを読む限り、NEWSの3人はあれだけ考えてNEWSを創っているのだから、そのファンの願望希望も踏まえて今の形を成しているのだと思う。
こう言ってる明日には、いきなりTwitterの公式アカウントができるかもしれないし、インスタに写真がバンバンあがりだすかもしれない。
3人のYouTubeチャンネルができてるかもしれない。
そのときは両手を上げて喜ぶし、もちろん大歓迎。
かといってない状態を「足りない」とは思わない。今じゃないんだろうな、とか、今はいらないんだろうな、そう思うだけだ。
ファンの「こんなことあったらいいな」を考えつかないほど、NEWSはガラパゴス状態なわけではないと思う。
ファンだと自認すれば、自分の思う形や活動内容ではないことであったり、他と比べて感じた絶望や不平不満を並べてもいいと思っているのなら、それはとんでもない勘違いだと思う。
自分はファンであるということを免罪符にして、辛辣なご意見を申して、いかにもグループを心配している識者のように振る舞うのは思い上がりも甚だしい。
ファンを思い寄り添うことと、ファンに迎合することは違う。
NEWSがとてもファン思いなことを私自身日々常々感じているからこそ、NEWSの3人やNEWSを取り巻く環境を信じているし、NEWSの未来を信じている。
世界で一番幸せで優しい場所だった、………なSTORY
※ネタバレは一切していませんが、わたしの感情や感じ方ありきの内容なので、これから参加される方でフラットな状態で参加したいと言う方は以降ご注意ください。
ようやく幕が上がった
NEWS LIVE TOUR 2020 STORY
ここまでの紆余曲折は割愛するが、とにかく有観客で開催にまでこぎつけられた。
わたしは今回、一公演だけ参加をして、その一公演を余すところなく噛み締めようと思っていた。
大切な大切な、わたしの『STORY』。
複雑な思いがないわけじゃないけれど、わたしはNEWSが3人になったあの日から泣いたのは一度だけ、『音楽の日』の「生きろ」の歌唱のときだけだったから、今回はどうなるかなと自分の感情の振り幅がわからなかった。
結論から言うと、1ミリも泣かなかった。
始まった瞬間から楽しくて、ワクワクして、時折ちょっと胸がチクッとするところもあって、でもやっぱり目の前にいる3人が頼もしくて、かっこよくて、ワクワクが増えていって。
なんて最高で最強なNEWSなんだろう!!って思ったら、妙に清々しく爽やかな風が自分の心に吹いていた。
正直、これは見る人によって感情の置きどころはかなり変わると思う。悔しい、悲しい、寂しい、そんな気持ちを抱いたまま見る人もいるだろう。やるせない怒りが燻ぶったままの人もいるだろう。はたまた4部作を見届けてやろうなんて言うどこ目線か分からないような人もいるだろう。消えた姿の面影を探しに来る人もいるだろう。
わたしは『4部作を完結させよう、4人のNEWSにケリをつけよう』思っていた。
実はまだWORLDISTAは見られていない。封も開けずにおいてある。
4人の歌声は聴けない、聴けるのはラジオで流れたときだけだ。
わたしは過去をなかったことにはしていないし、それもNEWSが歩んできた歴史だと理解しているけれど、過去に戻りたいとは思わないし、また4人でとは微塵も思わない。
4人のNEWSにはピリオドが打たれてしまっている。ただSTORYが宙ぶらりんのまま、仮のピリオドみたいな感じだった。
そんな中、彼らは2020年にやるつもりだった構成はそのまま、あえて大きな変更はせずに『STORY』の幕を開けた。
一曲一曲と3人の声で歌が作られていく。めちゃくちゃキーの高い歌、難易度の高い曲、それはまさに彼がこのグループにいた証そのものだ。
その証に対して、彼らは真正面から向かって挑んでいた。
確かにあったはずの声がない、4人の曲として作られた歌はどうしたって苦しそうになる。それはキーだけじゃなく歌割りも含めて。
しかし、それも全部3人の『作品』として出してきた。声が出なくなったって、キーが合わなくたって、不安定になったって、それらを蹴散らすほどに彼ら3人の歌声は説得力を持っている。
優しくて、強くて、そしてエグいくらいに残酷だと思った。なぜなら4人であったということは確かに感じるのに、今の彼ら3人の『STORY』はしっかり成立していて揺るがない。音程、声量、技術、それらを超える、魂が込められた歌声でぶつけてくるのは、実にエグい。
出せないだろうと思われた高音が会場全体に響く、再編された歌割りでは新しい可能性が見える、彼ら3人は『4人のNEWS』に果敢に挑んでいた。
そして、やってのけた。
不可能かもと言われたこと、思われたことを可能にした。音程やらリズムやらそういうことじゃない、彼らの気持ちが『歌い上げた』。
これはエグい。何度も言うが、優しくてエグい。
なかったことにはしていないし、いなかったことにもしていない。それはすべてを受け入れる優しさと、目をそらさない強さだ。
と同時にNEWSであることへのプライド。
『過去のNEWS』に挑んでいく『NEWS』は間違いなく最高で最強な3人だ。
あくまでわたしが実際にこの目で見て、セットリストで聴いて、感じたこと。
なかったことにしていないことを優しさと受け止めて心寄せる人がいたり、なんで?の繰り返しになった人がいたり、(本当はメチャクチャむかつくけど)やっぱり抜けた穴は大きいねと思う人や歌えてないからやっぱり彼が必要だという人がいたりするかもしれない。
ただ、わたしが3人の『STORY』を目の当たりにして感じたのは、彼の影を探しに見て来ていたとしたらすごく苦しいと思った。
なかったことにしてはいないが、『そこに彼の居場所がある』わけじゃない。
『そこが彼の居場所だった』ということを突きつけられるのだ。過去形で。
どんな苦難からも逃げずに、すべてを受け止めて挑んでいる3人が眩しくて、清々しい。
音が外れた、声が出てない、やっぱり無理だなんて、そんなこと一切思えない。果敢に挑戦していく彼らに『ほら無理じゃん』なんて非情な冷水を浴びせようとするのは、歌が伝えてくる本質が伝わってない、心の貧しさだと思う。
NEWSは、過去もひっくるめてNEWSでいることを選んだ彼ら3人と、そんな彼ら3人を愛するファンの『居場所』だ。
どこまでも優しくて、ちょっぴり残酷だとも思う。
4人のNEWSを探して行く気持ちで参加すると、余計に現実を突きつけられる。
それは、4人の『STORY』ではなく、3人になった『STORY』だからだ。
NEVERLANDから始まった4部作。
NEVERLANDのときに渡された鍵、NEWSを愛する心があればずっと持ち続けていられる鍵。
STORYを終えて、その鍵を持ち続けるか、どうするかはあの日鍵を手にした持ち主次第。
わたしは、もう戻ることのない4人の影を求め続けるのならその鍵はそっと心の奥へしまうべきではないかと、それが『NEWSを守り、NEWSでいることを選んだNEWS』への敬意ではないかと思わずにはいられない。
コロナ禍を生きるヲタク。
ちょっとやそっとじゃ揺るがないと思っていた強い思いも心も、本人すら思いもよらない折れ方をするんだと知ったので、これはきちんと自分の中で整理をしようと書き留めておくことにします。
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STORY 2020のツアーがついに開催されるとなって、わたしは自分が行ける範囲の横浜アリーナ一択で申し込みをした。
いつもなら一緒に行く友達は仕事柄もあって不参加。久しぶりに全くのひとりでとなった。
でも、コロナ禍において収容人数は減らされていて、そこに関東一円の申込みが殺到するとなると、正直倍率を考えるだけで気が遠くなる。
それでも、今回はいろいろな事情で申込みができないファンを考慮して、最終公演が生配信となる。もし落選となったら生配信があるし…と少しは気を楽にしていた。
………つもりだった。
当落当日。
わたしには、一通の落選メールしか来なかった。
NEWSに会えない…………
ひと目も会えない…………
その事実に、自分でも驚くぐらいに心が折れた。
生配信があるから〜なんて思ってた心が、バキッとすごい音で、一瞬にして折れた。
最後にこの目でNEWSを見たのは、慶ちゃんを見たのは、約2年前の2019年、WORLDISTA。
2年会えないまま、さらに会えない………。
行くはずだったSTORYが延期になり、自筆のメッセージを受け取るたびに、でもきっと会えるから…乗り越えたら会えるから、と言い聞かせてきた。
念願の地元・新潟公演が中止となったときも、きっとまた新潟でNEWSに会えるから、と。
結局全日程が完全に中止となってしまい、払戻票を手にしたが返金に行けなかった。手にしたチケットを返してしまうような気がして、行けないままだった。
期限ギリギリに郵便局の窓口で返金して、それはそのままコンサート用の預金に戻した。
次のときのために、STORYが開催されるときのために、と。返してしまったチケット、また手にするときのために、と。
配信はやむを得ず中止になってしまったけれど、きっとこのままでは終わらないから、と心の支えにし続けていたのが、NEWS、STORYだった。
この一年、コロナ禍のなかでいろんな感情と戦ってきた。耐えてきた。NEWSのこと、仕事のこと、生活のこと。
今まで経験したことのない日常は、常にどこか気を張っていて、気持ちが揺れて、疲弊していた。
それでも、耐えて頑張っていた。頑張れた。
きっとこの先に、楽しみがあるはずと思って、乗り越えたら会いたかった人たちに笑顔で会えると信じて。
自分でも自覚がないくらい疲れていたし、ストレスはまぁまぁに溜まっていたんだと思う。
落選と分かった瞬間。
NEWSに会うために、会える日が来ると信じて、耐えてきた1年なんだったんだ?と思った途端、言いようのない疲れがドッとのしかかってきた。
今までも何度も「チケットをお取りできませんでした」はあった。幾度となく経験してきた落選だけど、こんなに全身に疲れが来ると思わなかった。
初めての感覚だった。
スッと頭が冷めていく感じがして、NEWSのことが、大好きな慶ちゃんのことが、考えられなくなった。
一度は手にして、楽しみにしていたSTORYのチケットが、またきっと手にすると信じて泣く泣く返したチケットが、わたしには用意されなかった。
その事実が、コロナ禍で必死にもがいていたわたしには思いのほか強烈な一撃になった。
これ以上何かを考えると、自分の感情と心がおかしくなると思ったから、まずは当落でざわつくTwitterから離れた。とにかく休もうと、NEWSから、STORYから離れた。
張り詰めていた気持ちの糸が、プツンと音を立てて切れたのが分かったから、まずは自分の心を守るために離れたほうがいいと思った。
その判断がギリギリだった。
わたしは毎日会社に行かなきゃいけないし、仕事しなきゃいけないし、まだコロナは収束していないんだから気をつけて生活しなきゃいけない。
その時感じたのは「緊張感の続く生活、それなりに適応しながら過ごしてきた1年と思ったけれど、自分が思っている以上に心身ともに疲弊していた」「自分が思っている以上に、NEWSに会える日が来ると信じてそれを拠り所にしていた」ということだった。
コロナ禍で暮らすということ、未曾有のこの日々は、思っている以上に、自身で感じている以上に、ストレスが溜まっている。
そして、いつもならばなんとか立ち上がれるようなことにも、気持ちを切り替えられるようなことも、思いがけないくらいにダメージを受ける。それがまた新たなストレスにもなる。
今までではなんとか耐えられたことでも、思いがけない一撃になってしまって、ピンッと張った糸を切ってしまう。
これは今回の当落に限ったことじゃなくて、みんなこのコロナ禍の日々に何かしらピンッと糸を張りながら暮らしていて、でもそれが1年以上も続いていると糸を張っている生活に慣れてしまって積もっているストレスを忘れてしまっている。
コロナ禍でコロナに慣れてしまうことも怖いけれど、我慢し続け、耐えてきていることで積もっているストレスに慣れてしまうことも怖いと思った。
今まででちょっとやそっとじゃ微塵も揺らがなかった自分のNEWSへの気持ちが、慶ちゃんへの気持ちがグラッと揺らいだのだ。
好きな気持ちが迷子になりかけた。
今、少し気持ちを落ち着けて、自分の身に起きたことを文章にすることで、迷子になった気持ちはちゃんと戻ってきた。
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これはわたしがたまたま今回の当落で陥った出来事だったけれど、きっと同じようにストレスに慣れてしまって気づいていない人もいるんじゃないかな?と思って書いておくことにしました。
STORYは、お友だちが声をかけてくれて、NEWSに会えることになりました。
ほかにも、他の会場に声かけてくれたお友だちもいた。
気にかけてくれて、声をかけてくれて、本当に本当にありがとうございます。
緊急事態宣言が延長されると、この先どうなるかはまた分からないけれど、ようやく漕ぎ着けたSTORY、無事幕が上がり、完走できますように。
そして、1日も早く、
コロナが収束する日が来ますように。
演出の話。クリエイティブとは。
コンサート演出の話になるたびにファンの中で
『クリエイティブ班のシゲとまっすーが…』みたいな言葉をちらほら(というかかなりの頻度)で見るのだけれど、毎回その言葉に『?』みたいになるのはわたしだけなのかなと。
慶ちゃんは『俺には思いつかない演出』とか『2人が考えてくれる』みたいに謙遜したような言い方をするけれど、少プレの慶ちゃんプロデュース回の【ファンが見たかった選曲】【着てほしかった衣装】のドンピシャ演出だったり、先日のFC会報の慶ちゃんプロデュース【夜景×NEWS】の演出だったり…
慶ちゃんの中には慶ちゃんの見せたい【NEWS】がしっかりあって、ファンが見たい【NEWS】も察知して理解できて、その上でそれをプロデュースする力もしっかりあるんだろうなぁってふと思うのです。
なぜなら、慶ちゃんがかなりの強火NEWS担だから。
ファンだからこそ【見たいNEWS】ってしっかり形になってるじゃないですか。
わたしたちにもある【見たいNEWS】。わたしたちにもあるんですよね、クリエイティブな目線って。
クリエイティブという言葉には、奇をてらっている感じや意外性、独自性を際立たせるイメージがあって、それは確かにシゲマスの方が得意なのかもしれないけれど、クリエイティブというのは決してそれだけの意味ではないよなぁと。
慶ちゃんの【クリエイティブ】が、もしかしたらシゲマスの狙う場所にヒットしないのかもしれないけれど、ただ慶ちゃんの創る世界はそれはそれで【NEWS】を魅せるのにはかなり強く必要なんじゃないかなぁと思うのです。
決して『何も思いつかない人』『相槌を打つだけの人』ではないと思ってるし、どちらかと言うと俯瞰で見て自分からその立ち位置に行っている気もするんですよね…(小山は引き算できる人…増田さん談)
見たことない具材が乗っていて、普通なら使われない素材で出汁を取ったりするラーメンは確かにインパクトがあるけれど
一見シンプルな醤油ラーメンにこそ、素材を活かすことができる出汁が使われていたり、絶対美味しい味になるアイデアがつまっていたりする。
どっちも正解。どっちも【クリエイティブ】。
どうやってNEWSのコンサートが作られていっているのか、わたしたちファンは彼らの言葉の端々からしか伺い知ることはできないけれど、あれだけ機転が利く慶ちゃんのことだからきっと制作過程で全く何も思いつかないわけではないだろうし、あのプロデュース回を見る限りセンスは抜群にあると思うから、自分の役割を見据えてる上でなのかなぁと思ったりもするのです。
少プレで、おそらく裏回し用と思われるイヤモニを唯一着けられていた慶ちゃんを見て、この人の【クリエイティブ】は空気を掴んで、動いていく場を作るんだなぁ、すごいなぁと思った先に、こんなことをつらつら書いてしまいました。
初めてのエントリーがこれでした。
また140文字では書ききれなくなったら、書きに来ます。よろしくお願いします。